任について
54
◯議長(
鈴木和彦君)
日程第14、
議案第117
号静岡市監査委員の
選任についてを
議題といたします。
大村一雄君の退席を求めます。
〔大村一雄君退席〕
55
◯議長(
鈴木和彦君)
説明員から
提案理由の
説明を求めます。
56
◯市長(
田辺信宏君)
議案集1)、3ページを御覧ください。
議案第117号は、
議会選出の監査委員として、大村一雄氏を
選任したいので、御同意をお願いするものです。
57
◯議長(
鈴木和彦君)
質疑の通告はありません。
お諮りいたします。
議案第117号は、
委員会への
付託を省略したいと思いますが、御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」〕
58
◯議長(
鈴木和彦君) 御
異議なしと認め、
議案第117号は
委員会への
付託を省略することに
決定いたしました。
討論の通告はありませんので、直ちに採決に入ります。
これより
議案第117
号静岡市監査委員の
選任についてを採決いたします。
大村一雄君の
静岡市監査委員の
選任に同意することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」〕
59
◯議長(
鈴木和彦君) 御
異議なしと認め、大村一雄君の
静岡市監査委員の
選任に同意することに
決定いたしました。
〔大村一雄君入場〕
───────────────────
日程第15
議案第118号
静岡市監査委員の選
任について
60
◯議長(
鈴木和彦君)
日程第15、
議案第118
号静岡市監査委員の
選任についてを
議題といたします。
佐藤成子さんの退席を求めます。
〔佐藤成子君退席〕
61
◯議長(
鈴木和彦君)
説明員から
提案理由の
説明を求めます。
62
◯市長(
田辺信宏君)
議案集1)、5ページを御覧ください。
議案第118号は、
議会選出の監査委員として、佐藤成子氏を
選任したいので、同意をお願いするものです。
63
◯議長(
鈴木和彦君)
質疑の通告はありません。
お諮りいたします。
議案第118号は、
委員会への
付託を省略したいと思いますが、御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」〕
64
◯議長(
鈴木和彦君) 御
異議なしと認め、
議案第118号は
委員会への
付託を省略することに
決定いたしました。
討論の通告はありませんので、直ちに採決に入ります。
これより
議案第118
号静岡市監査委員の
選任についてを採決いたします。
佐藤成子さんの
静岡市監査委員の
選任に同意することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」〕
65
◯議長(
鈴木和彦君) 御
異議なしと認め、佐藤成子さんの
静岡市監査委員の
選任に同意することに
決定いたしました。
〔佐藤成子君入場〕
───────────────────
日程第16
議案第119号 専決処分の
報告及び
その承認について 外1件
66
◯議長(
鈴木和彦君)
日程第16、
議案第119号及び
日程第17、
議案第120
号専決処分の
報告及びその承認についての2件を一括
議題といたします。
説明員から
提案理由の
説明を求めます。
67 ◯副
市長(大長義之君)
議案集2)、表紙をめくって
議案説明を御覧ください。
議案第119号及び
議案第120号は、いずれも
地方自治法第179条第1項の規定により専決処分した事件で、同条第3項の規定により
報告し、その承認を求めるものでございます。
議案第119号は、令和2年度
静岡市一般会計補正予算(第11号)で年度末に至り、
静岡市土地開発公社に委託して取得する、日出町高松線外10路線街路事業用地費の確定に伴う債務負担行為の変更及び国吉田瀬名線外1路線道路事業用地費の債務負担行為の廃止について緊急を要したため、専決処分したものでございます。
議案第120号は、
静岡市税
条例の一部
改正で、地方税法等の一部
改正に伴い、土地に係る固定資産税等の負担調整措置の継続等、規定の整備について緊急を要したため、専決処分したものでございます。
68
◯議長(
鈴木和彦君)
質疑の通告はありません。
お諮りいたします。
議案第119号外1件は、
委員会への
付託を省略したいと思いますが、御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」〕
69
◯議長(
鈴木和彦君) 御
異議なしと認め、
議案第119号外1件は
委員会への
付託を省略することに
決定いたしました。
討論の通告はありませんので、直ちに採決に入ります。
これより
議案第119号及び
議案第120号の2件を一括して採決いたします。
議案第119号外1件は承認することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」〕
70
◯議長(
鈴木和彦君) 御
異議なしと認め、
議案第119号外1件は承認することに
決定いたしました。
───────────────────
日程第18
議案第121号 令和3年度
静岡市一
般会計補正予算(第1号) 外13件
71
◯議長(
鈴木和彦君)
日程第18、
議案第121号令和3年度
静岡市一般会計補正予算(第1号)から
日程第31、
議案第134
号静岡市福祉ホームの設備及び運営に関する基準を定める
条例の一部
改正についてまでの14件を一括
議題といたします。
説明員から
提案理由の
説明を願います。
72 ◯副
市長(大長義之君)
議案集2)の
議案説明を御覧ください。
議案第121号は、令和3年度
静岡市一般会計補正予算(第1号)で、新型コロナウイルス感染症に対する緊急対策として、低所得の独り親世帯に対する子育て世帯生活支援特別給付金の支給に要する経費のほか、国民健康保険料及び介護保険料の減免事務に要する経費の増額を計上するものでございます。
補正予算の総額は4億3,510万円の増額で、補正額を加えた累計予算額は3,301億3,510万円となります。
議案第122号は、国民健康保険事業会計補正予算(第1号)で、事業勘定において国民健康保険料の減額に伴い、県支出金及び繰入金を増額するとともに、総務費の増額を計上するものでございます。
1枚おめくりください。
議案第123号は、介護保険事業会計補正予算(第1号)で、保険料の減額に伴い、国庫支出金及び繰入金を増額するとともに、総務費の増額を計上するものでございます。
議案第124
号静岡市婦人保護施設の設備及び運営に関する基準を定める
条例の一部
改正についてから、1枚めくっていただきまして、
議案第134
号静岡市福祉ホームの設備及び運営に関する基準を定める
条例の一部
改正についてまでは、いずれも国の基準省令の一部
改正に伴い、電磁的
方法による記録の作成、保存に関する規定を追加するなど、所要の
改正をしようとするものでございます。
73
◯議長(
鈴木和彦君) これより
質疑に入ります。
質疑の通告がありますので、発言を許します。
松谷 清君。
〔松谷 清君
登壇〕
74 ◯松谷 清君 それでは、ただいま
議案となっております第121号2021年度一般会計補正予算中、子育て世帯生活支援特別給付金事業、第122号国民健康保険事業会計補正予算中、被保険者への保険料の減免事業について伺います。
現在、コロナ変異株による第4波、東京都、
大阪府、兵庫県、京都府は、4月25日から5月11日まで緊急事態宣言下にあり、宮城県、埼玉県、千葉県、神奈川県、愛知県、愛媛県、沖縄県は、まん延防止等重点措置が取られております。
昨日で、全国で1万人の死者数となり、1日3,316人の感染者数でありました。
静岡市も、昨日は感染者1人でありますけれども、第4波がいつ始まってもおかしくないという
緊張と不安の中にあります。昨年の4月17日のコロナ対策の初の
臨時議会と、ある意味で同じような状況に置かれているわけであります。
当時多くの
議会が、
市長部局がコロナ対応で大変な状況に置かれているとして、コロナ感染対策事業を
市長の専決事項に任せ、
議会の開催を実施してきた経過があります。
先ほど、鈴木
議長からもお話がありましたけれども、
静岡市
議会は、一貫して緊急事態だからこそと感染防御に努め、
議会を開催して予算審議を行い、議決機関としての役割を果たしてきました。この
議会の民主主義的基礎を
皆様と一緒に継承していくために
議案質疑の範囲内にて質問させていただきます。
まず、1回目でございますけれども、この特別給付金事業は、新型コロナ感染症による影響が長期化する中で、低所得の独り親世帯への支援事業であります。財源は国が全額負担するものでありますが、この事業は自治事務でもあります。今回で3回目の給付となりますが、独り親世帯への給付についてどのように受け止めているか、伺います。
2つ目に、
議案によりますと、対象世帯を4月段階の児童扶養手当受給者、公的年金受給者、家計急変者の3類型に分け、それぞれの対象児童数を約6,500人、約300人、約1,500人と見込んでおります。
昨年の6月
議会での第1回目の
提案時には、6,300人、540人、1,200人と見込んでおり、今回はそれと違った児童数となっております。
そこで、市内の独り親家庭の世帯数はどれくらいであるのか。
また、支援対象世帯数と児童数をどのように見込んだのか、お伺いしたいと思います。
3点目に、事務の執行体制はどのようなものか、伺います。
次に、国民健康保険事業会計の減免についてお伺いします。
この事業は、新型コロナウイルス感染症の影響により、収入が減少した被保険者の国民健康保険料の減免を行うものであります。対象世帯を2類型に分け、全額減免と5つのパターンを想定し、減免総額1億3,800万円を県支出金と
静岡市の基金から繰入れ、事務費用を一般会計繰入金290万円で賄うものであります。
新型コロナウイルス感染症の影響による保険料減免について、補正予算額をどのように算出してきたのか、伺って1回目の質問を終わります。
75 ◯子ども未来局長(青野志能生君) 子育て世帯生活支援特別給付金給付事業に関する3点の御質問について、お答えいたします。
まず、独り親世帯への給付について、市としてどのように受け止めているかについてですが、この給付は、新型コロナウイルス感染症の影響により、子育てと仕事を1人で担う低所得の独り親世帯が、子育てに対する負担の増加や収入の減少などにより特に大きな困難を生じていることを踏まえ、国において創設した制度です。
これまで2回の給付金の支給を行いましたが、新型コロナウイルス感染症の影響の長期化により、独り親世帯は失業や収入減少により家計が悪化し、感染予防に気を配りながらの子育ての負担も増大していると考えられます。そのため、本市としましても、独り親の実情を踏まえた早期の支援が必要であると認識しており、3回目となる給付金の支給も迅速に行っていきたいと考えております。
次に、本市の独り親世帯数と支給対象の見込みについてですが、まず独り親家庭の世帯数は、平成27年度の国勢調査によると、20歳未満の世帯員がいる母子世帯及び父子世帯は、合わせて6,840世帯となっています。
次に、支給対象ですが、この給付金は低所得の独り親世帯への支援を目的としており、3つに分類されます。
1つ目は、児童扶養手当受給世帯で、令和3年2月分の支給実績に基づき、4月分として4,230世帯、児童数6,500人を見込んでいます。
2つ目は、公的年金等の受給により児童扶養手当の支給を受けていない世帯で、過去2回の給付金の支給実績に基づき、170世帯300人を見込んでいます。
3つ目は、直近の収入が児童扶養手当の対象となる水準に下がった世帯で、対象の期間が過去2回より長くなったことを加味して、950世帯1,500人を見込んでいます。
最後に、事務の執行体制についてですが、この給付金の支給事務を行うために、子ども家庭課内に子育て世帯生活支援特別給付金支給事務局を開設します。事務局では、子ども家庭課の職員が申請書類の審査、
決定から支払処理等を担うほか、外部委託により窓口及び電話での制度
説明や問合せへの対応、文書の発送や申請書の受付、データ入力等を実施する予定でございます。
76 ◯保健福祉長寿局長(杉山友章君) 新型コロナウイルス感染症の影響による保険料減免について、補正予算額をどのように算出しているのかについてですが、新型コロナウイルス感染症の影響による保険料の減免額の算出については、リーマンショック時の減免実績を参考にしました。
本市の減免実績は、全国的に景気が低迷した平成21年度に対し、回復の兆しが見られた翌22年度の実績は5割程度でした。このことから、令和2年度の減免実績、2億7,600万円に対し、3年度はその5割の1億3,800万円を保険料の減免分として算出しました。
77 ◯松谷 清君 それでは、2回目の質問をいたします。
まず、独り親低所得者世帯支援についてですけれども、
静岡市の独り親家庭世帯は6,840世帯、2015年の国勢調査ということでありますが、児童扶養手当受給世帯は、2月の実施実績に基づき、4,230世帯で6,500人を見込んだということであります。
そこで3点お伺いします。
過去2回の児童扶養手当世帯の支給実績はどのようになっているのか。
また、厚生労働省の実施要領によれば、受給の拒否も想定されておりますが、受給を拒否した者はあったのか。
また、追加給付の支援実績はどうなっているのか、お伺いしたいと思います。
2つ目に、公的年金受給者の実情についてお伺いします。
過去2回の支給での実績は、170世帯で300人を見込んだとのことであります。この公的年金受給者等の受給により、児童扶養手当の支給を受けていない世帯とはどのような世帯であるのか、伺います。
3つ目に、家計急変者の実情であります。
過去2回の家計急変者の950世帯を踏まえて、今回1,500人であるとのことであります。過去2回の給付において、直近の収入が児童扶養手当の対象となる水準に下がったとして、年間収入見込額をゼロ円で申請したものがあったのかどうか、伺いたいと思います。
次に、国民健康保険料減免についてお伺いします。
減免総額は、先ほどの答弁でリーマンショック時の減免実績を参考に算出したとのことであります。減免対象世帯、2020年度、1,827世帯の約半分である900世帯を想定して計算すると1億3,800万円の減免総額で、平均15万円余りとなります。リーマンショック時では製造業へのダメージが中心で、
コロナ禍における経済的影響とは大きな違いがあります。国保加入者の約5割は年金受給者で、収入に影響はなく、非正規雇用や自営業者は約3割。コロナ感染や緊急事態、自粛などを経て、飲食、観光、交通分野、非正規雇用者などが、大きなダメージを受けているという特徴があります。
この緊急事態宣言発令地域が東京、
大阪、京都、兵庫でありますが、さらに飲食店、観光、交通関係、非正規雇用者などへの多大な影響が懸念されるわけであります。そこで、2021年度の減額実績が補正予算額を超えた場合にどのような対応をするのか、伺って2回目の質問を終わります。
78 ◯子ども未来局長(青野志能生君) 3点の御質問についてお答えします。
最初に、過去2回の給付金の支給実績についてですが、まず児童扶養手当受給世帯への支給実績は、過去2回とも同数で、児童1人の世帯は2,564世帯に1億2,820万円を、児童2人以上の世帯は1,670世帯に児童3,822人分、1億4,806万円を支給しています。
なお、給付金の受給を拒否した世帯はありません。
また、追加給付については、新型コロナウイルス感染症の影響で収入が減少した旨の申出があった場合に、さらに1世帯当たり5万円を追加支給したもので、2,264世帯に1億1,320万円を支給しています。
次に、公的年金給付等の受給により児童扶養手当を支給されない世帯についてですが、児童扶養手当は、受給資格があっても遺族年金などの公的年金を受給している場合は、児童扶養手当の一部または全部を支給しないこととされています。公的年金給付等の受給により、児童扶養手当を支給されない世帯とは、独り親世帯において公的年金等の受給月額が児童扶養手当の支給月額を上回り、児童扶養手当の全部が支給されない世帯となります。
最後に、過去2回の給付金における申請についてですが、直近の収入が児童扶養手当の対象となる水準に下がったとして、年間収入見込額をゼロ円で申請したものは50世帯ありました。
79 ◯保健福祉長寿局長(杉山友章君) 令和3年度の減免実績が補正予算額を超えた場合、どのように対応するのかについてですが、保険料減免実績額が補正予算額を超えた場合には、補正予算等により適切に対応してまいります。
80 ◯松谷 清君 3回目は、独り親低所得者世帯の
方々への周知
方法についてお伺いいたします。
児童扶養手当受給者には、申請なしで5月11日に支給されます。公表されているデータでいきますと、独立行政法人労働政策研究・研修機構による、昨年12月10日、新型コロナウイルス感染症の独り親家庭への影響による緊急調査があります。例えば、年間の総収入が300万円以下の独り親家庭の
方々は48%、貯金がゼロの
方々が23.6%、50万円以下の
方々が17%、1か月間に食料を買えないことがあった独り親家庭は35.6%とのことであります。
また、児童扶養手当受給者でも、実家など親族が近所にいる場合と、そうでない孤立型独り親家庭への支援内容は区別され、公的サービスの在り方の転換が必要であるとの指摘もあります。
独り親家庭6,840世帯の中には、今回の支援措置が、自分自身、その対象であるかを知らない
方々もいらっしゃいます。厚生労働省の実施要領によれば、周知の
方法について市のホームページや広報、そして、市が関わる独自の支援策の中で接触するNPOや支援団体からの情報収集、支援が必要な方への情報提供をすることを求めております。
静岡市は、母子寡婦福祉会や子ども食堂、フードバンク等とのつながりがあります。労働局、ハローワークとの情報共有を行う一体化
会議も設置されており、子育てや学校現場との行政連絡連携分野もあります。その意味で、児童扶養手当を受給していない世帯への周知をどのように行うのか、伺って質問を終わります。
81 ◯子ども未来局長(青野志能生君) 児童扶養手当を受給していない世帯への周知についてですが、児童扶養手当を受給していない世帯で過去2回の支給を受けている世帯については、個別に案内をし、漏れなく申請をしていただくようにお願いしてまいります。
また、過去に給付金の支給を受けていない世帯に対しては、幅広く様々な手段を講じて周知していきます。まず、本市の広報紙やホームページへの掲載のほか、新聞、ラジオ等のマスメディアを活用し周知します。
また、独り親家庭が利用する市の相談窓口での周知や、独り親家庭を支援するNPO法人等が行うイベントでの
説明に加え、新たにハローワーク、子ども食堂等へのチラシの配布、スクールソーシャルワーカーを通じた学童世帯への案内などを行ってまいります。
82
◯議長(
鈴木和彦君) 以上で
質疑を終了いたします。
ただいま
議題となっております
議案第121号外13件は、お
手元の
議案付託表のとおり、厚生
委員会に
付託いたします。
この際、
委員会等開催のため、暫時
休憩いたします。
午前11時18分
休憩
───────────────────
午後3時00分再開
83
◯議長(
鈴木和彦君)
休憩前に引き続き
会議を開きます。
───────────────────
日程第18
議案第121号 令和3年度
静岡市一
般会計補正予算(第1号) 外13件
84
◯議長(
鈴木和彦君)
日程第18、
議案第121号令和3年度
静岡市一般会計補正予算(第1号)から
日程第31、
議案第134
号静岡市福祉ホームの設備及び運営に関する基準を定める
条例の一部
改正についてまでの14件を一括
議題といたします。
これら14件に関し、
委員長の
報告を求めます。
厚生
委員長、栗田裕之君。
〔栗田裕之君
登壇〕
85 ◯厚生
委員長(栗田裕之君) 厚生
委員会に
付託となりました、
議案第121号令和3年度
静岡市一般会計補正予算(第1号)をはじめとする14件の
議案につきまして、審査における意見・要望を中心に審査の結果を御
報告いたします。
初めに、
議案第121号の一般会計補正予算についてです。
子育て世帯生活支援特別給付金について、新型コロナウイルス感染症の長期化により経済や雇用状況が悪化する中で、独り親世帯では失業や就労収入の減少などの影響を強く受けている。このような独り親世帯の子供の健やかな成長を支援することは重要であり、特別給付金が対象世帯の
皆さんに確実に支給されるよう、ホームページや広報紙などを活用した周知に努められたいとの要望がありました。
また、特別給付金の給付要件である収入が少しの差で対象にならなかった世帯に対する支援を求める発言等がありました。
次に、
議案第122号の国保会計及び123号の介護保険事業会計補正予算については、新型コロナウイルス感染症の影響により収入が減少し、保険料の納付が困難になった被保険者に対する重要な救済措置であることから、この減免制度の周知に努め、対象となる方が確実に減免を受けられるよう、対応を求める発言がありました。
また、保険料減免の財源として両会計の基金を充てていることについて、コロナ対策のための減免であるならば、一般会計からの繰入れも検討するよう求める発言がありました。
次に、
議案第124号の婦人保護施設の設備及び運営に関する基準を定める
条例の一部
改正をはじめとする11件の
条例の一部
改正についてです。
これら11件の
条例改正は、電磁的
方法による記録の作成、保存に関する規定を追加するものでありますが、委員から、デジタル化が進展する中、これからデジタル化に取り組む事業者への支援などを求める意見が述べられました。
おおむね、以上のような意見・要望が述べられた後、
議案第121号から134号までの14件を表決に付したところ、全員
異議なく、
原案のとおり可決すべきものと
決定いたしました。
以上、御
報告申し上げます。
86
◯議長(
鈴木和彦君) ただいまの
委員長報告に対する
質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「ありません」〕
87
◯議長(
鈴木和彦君)
質疑なしと認め、
質疑を終了いたします。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許します。
松谷 清君。
〔松谷 清君
登壇〕
88 ◯松谷 清君 ただいま上程されております第121号、第122号に緑の党として賛成討論を行います。
第121号について述べます。
コロナ感染は、この1年間、昨年4月の全国一律の緊急事態宣言から、首都圏、関西圏を中心にした第2回、そして、今回の第3回目という緊急事態宣言下の渦中にあり、感染レベルは医療崩壊直前のステージ4で先行き不透明な状態が続いております。
静岡市の独り親世帯は、全世帯数29万8,000世帯のうち6,840世帯、昨年度2月末段階の児童扶養手当受給世帯は4,313世帯、そのうち母子世帯が4,028世帯、父子世帯は174世帯と、9割を超える世帯が母子世帯に当たります。
今回の特別給付金の対象者は、この児童扶養手当受給者世帯、児童扶養手当基準の収入以内の公的年金受給者、家計急変者世帯の子供たち8,300人です。
賛成理由の第1は、今回の特別給付金の対象となる独り親家庭は非正規雇用労働者の割合が高く、収入が少ないなど、もともと経済基盤が弱く、厳しい状況にある中、この1年間のコロナ感染拡大状況の中で、経済的影響を最も大きく受けている点であります。
厚生労働省の発表によれば、昨年5月29日以降の「新型コロナウイルス感染症に起因する雇用への影響に関する情報、解雇等見込み労働者数」では、累計で2021年3月5日現在9万3,354人とのことで、大半が非正規雇用者で、女性が3分の2を占めます。
賛成理由の第2は、家計急変者において収入がゼロという世帯が先ほどの
質疑の答弁で50世帯であったということであり、今まさに第3回目の緊急事態宣言が変異株による第4波として東京、関西で起きていることを考えれば、
静岡県、
静岡市への波及も前提としなければなりませんし、失業者の増加は当然予測できる状態にあり、独り親世帯への影響は避けられない点であります。
賛成理由の第3は、この特別給付金は、財源は国の全額負担ですが、自治事務であり、市内の独り親家庭の実情をしっかりと把握し、生活困窮者の安心を作り出していく
静岡市としての責務があり、そのための周知の徹底という点で、
静岡市の担当部局を中心に、ハローワーク、子ども食堂、あるいはスクールソーシャルワーカーなどへの周知の拡大という形で、第1回、第2回を上回る努力がなされようとしている点であります。
特に、家計急変者の
方々に対する情報の提供は必要不可欠であります。昨年12月27日、シングルペアレント101の
皆さんによる第2回目の独り親家庭への食品配布会がアイセル21で開催されました。事前予約は50組でしたが、参加者が多く、急遽100組に拡大するくらいに独り親家庭の厳しさが表れていたとのことであります。
そうした緊急支援の場に、昨年6月
議会での
議案質疑への答弁に従って、市役所の担当職員が給付金等相談コーナーを開設し、家計急変者への情報提供を積極的に展開してくれました。さらに周知の徹底に期待したいと思います。
そうした中で、今回の給付について2点を指摘しておきたいと考えます。
第1は、
静岡市は独り親家庭支援の窓口を母子寡婦福祉会を通じて行っておりますが、こうしたシングルペアレント101のような、若い世代による当事者同士の支援活動の活発化という新たな時代の当事者運動が広がりを示しており、独り親家庭支援の枠組みに反映させていく必要があるという点であります。
第2は、
質疑でも紹介しましたが、孤立型独り親家庭の存在も含め、児童扶養手当給付世帯の実情の把握の必要性があるという点であります。
この孤立型独り親家庭という言葉は、2019年12月の
静岡大学の児童福祉を専門とする先生の勉強会での
資料の中で紹介されているものであります。独り親家庭においては、実家が近くにある、なしによって厳しさに違いがあるとの指摘でありました。その
資料には、実家の役割、万一のときの住む場所、精神的よりどころ、子供世代に社会常識やコミュニケーションを教える場所、経済的後ろ盾、社会的後ろ盾、相談先、育児や困り事をシェアする相手、育児の喜びをシェアする相手、最低限の味方、いざとなれば逃げ込めるコミュニティ、育児を支援する人手、不動産など契約の保証人。実家がない人にはこれら全てが得られないし、得る
方法も分からないとありました。
子供の貧困率や女性の貧困率は、2017年子育て・子ども支援プランに関連して生活実態調査が行われ、独り親家庭における子供の貧困率が算出されるなど、実態の一部の把握が行われてまいりました。独り親家庭の実態についての調査は十分ではありません。独り親家庭の実態に沿った支援施策を検討するためには、実態調査を実施する必要があります。先ほどの厚生
委員会でもそうした要望があり、
委員長報告でも指摘されたところであります。
第122号について述べます。
この1年間、コロナ緊急事態宣言により、飲食、観光、交通分野の業種が極めて大きな経済的影響を受けてきたことは周知の事柄であります。こうした
方々は国民健康保険制度に加入している
方々が多く、コロナ感染の拡大と感染防御の施策の展開の中で、飲食店や自営業者など、関係者から直接支援の要望が度々なされてまいりました。
静岡市も様々な支援措置を講じてきました。
今回の第4波、緊急事態宣言の中で、想定を超える経済危機が深まることは予測され、こうした中で国民健康保険制度における減免は必要な支援措置であるという点を述べて、賛成討論としたいと思います。
89
◯議長(
鈴木和彦君) 以上で討論を終了いたします。
これより、
議案第121号から
議案第134号までの14件を一括して採決いたします。
これら14件に対する
委員長の
報告は、可決すべきものとされております。
これら14件は、
原案のとおり可決することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」〕
90
◯議長(
鈴木和彦君) 御
異議なしと認め、
議案第121号外13件は
原案のとおり可決することに
決定いたしました。
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日程第32 各
常任委員会及び
議会運営委員会
の閉会中継続審査の件
91
◯議長(
鈴木和彦君)
日程第32、各
常任委員会及び
議会運営委員会の閉会中継続審査の件を
議題といたします。
本件については、お
手元に配布した
資料のとおり、閉会中継続審査とすることに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」〕
92
◯議長(
鈴木和彦君) 御
異議なしと認め、閉会中継続審査とすることに
決定いたしました。
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日程第33
議員の派遣
93
◯議長(
鈴木和彦君)
日程第33、
議員の派遣を
議題といたします。
お諮りいたします。
お
手元に配布した
資料のとおり、
議員を派遣することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」〕
94
◯議長(
鈴木和彦君) 御
異議なしと認め、
資料のとおり
議員を派遣することに
決定いたしました。
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95
◯議長(
鈴木和彦君) 以上で本日の
日程は終了いたしました。
この際、
市長から発言を求められておりますので、これを許します。